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2020/11/17

「島の手仕事展III-第一章やちむん」-西表焼 青烽窯さんご紹介

西表焼 青烽窯-IRIOMOTEYAKI SEIHOUGAMA

西表焼 青烽窯の高山さんは西表島に移住されて40年。今では主にご自宅兼工房の庭から採れる粘土を使って作陶されています。
ある日、崖崩れを埋めるために庭の隅の土を使おうと掘ったところ、上質の粘土が出てきたそう。釉薬にも鈴石など島で採れるものを使って、まさに島の分身のような作品に。

高山 宗久 - Munehisa Takayama 

光、風、雨、海、川、森・・・島のすべてのものがエネルギーの源になっていると言います。西表島、八重山の自然をイメージして作品を作られています。青い模様は海のイメージ。ヤエヤマヒルギの線彫りは川のイメージ。黒色は干潮、緑色は満潮をあらわしていて、島を、八重山への思いが込められています。粘土を作り、薪を切り、釉薬を調合する・・・一つ一つの作業を自分の手で仕上げていくことを大切にしている高山さん。手がとてもしなやかでツルツルです。

20年前には薪窯を作り、焼締めの作品も手掛けています
20年前には薪窯を作り、焼締めの作品も手掛けています
焼締めの作品を「西表南蛮焼」と名付け、無意識・無作意での作品づくりを目標としているそうです
焼締めの作品を「西表南蛮焼」と名付け、無意識・無作意での作品づくりを目標としているそうです

穴窯で1回の焼きに使う薪は台車9台分。薪を揃えるために約2年かかるため、穴窯で焼くのも2年に1度。6日~7日焼き続けるのだそう。最後の3日間は目が離せないそうです。焼締めの作品は、灰がかぶった跡や炎の通った跡が予想できない模様となるのが楽しいと言います。

アートホテル石垣島では西表島のマングローブイメージの器を展示販売しています
アートホテル石垣島では西表島のマングローブイメージの器を展示販売しています
ほっこり、あたたかい感じがこれからの季節にぴったりのカップたちも。
ほっこり、あたたかい感じがこれからの季節にぴったりのカップたちも。

「西表焼 青烽窯」さんご紹介動画

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