The ART SHOP
2022/11/16
【ART BOOK】宴飾る、島の酒と島の食 開催(2022年12月2日~)
宴飾る、島の酒と島の食
アートホテル石垣島の、地域に根ざした文化的アプローチ「ARTBOOK」シリーズ。
12月2日(金)からは八重山諸島の島々で丹精込めて造られた「泡盛」7酒造が集結する企画展「宴飾る、島の酒と島の食」を開催。
島に住む人たちは泡盛のことを“シマ”と呼びます。家に客人がやってくると、少し話をしたあとに「そろそろシマにしましょうね~」と、水割り用の氷と水と泡盛の通称「シマセット」が運ばれてきます。
これは宴が始まる合図のようなものです。
島の暮らしになくてはならない存在の「泡盛」を囲む酒宴がテーマ。
八重山諸島にある9つの酒造所のうち、7箇所が参加し、泡盛の代表銘柄や古酒、梅酒ほか様々な泡盛商品を販売いたします。
八重山の7箇所の酒造所から泡盛が集結!
「泡盛」
日本酒には黄麹、焼酎は主に白麹が使われるのに対し、泡盛造りに使用される麹菌は、黒麹。
さらに大切に保管すれば家庭でも100年、200年の古酒に育てることができるなど世界でも珍しいお酒として珍重される「泡盛」。
八重山諸島の各酒造所では伝統製法と風味の決め手になる蔵付きの麹菌を大切に守りつつ、それぞれの味を表現しています。
展示販売協力(順不同・敬称略)
仲間酒造/請福酒造/高嶺酒造所/池原酒造/八重泉酒造/崎元酒造所/国泉泡盛
学びの展示スペース:沖縄の酒「泡盛」製造工程・歴史・作り手による違い
日本の酒税法では焼酎に分類される「泡盛」ですが、焼酎とは原料・仕込み方法・製造工程が異なります。
ほとんどの泡盛が原料にタイ米を使用すること、伝統的に黒麹菌を使用していることなどその特徴ある製造工程や沖縄本島と八重山諸島の違い、歴史や八重山の酒造所MAPなど、わかりやすく学ぶことができるように、ギャラリー内に学び展示もおこないます。
沖縄県酒造組合制作の泡盛酒造所を紹介する動画もプロジェクターで投影、酒造所工場見学気分を楽しんでいただけます。
琉球ガラスとやちむんの「島の酒器」
島酒はどんな宴席でも欠かせないモノ。昔の豪農たちは宴に酒を持ち寄る際に自慢の“シマ”をさらに格上してくれる酒器にもこだわりを持ちました。今でもその意志を引き継ぎ、こだわりの詰まった器が造られています。
沖縄の代表的な工芸品である、「琉球ガラス」と「やちむん」の器をご紹介します。
- 【ゆいまーる沖縄|本島】
沖縄で生まれ育った工芸の発展を目指すゆいまーる沖縄は沖縄各地で作られた「島のいいモノ」を沖縄内外に発信しています。今回は沖縄本島作品を中心に色鮮やかな琉球ガラスの器が集まります。
- 【アトリエ五香屋(ごこうや)|竹富島】
島の暮らしを大切に、大らかな作品作りを目指し、竹富島で作陶している五香屋。おちょこやカラカラなど泡盛をより美味しく際立たせる自慢の酒器や、酒の肴を盛るのにちょうどいい豆皿などが揃います。
~器に盛るだけ~お土産サイズの「島の食」
「もずく」や「海ぶどう」、「油みそ」など沖縄を代表する食文化は健康長寿の秘訣と言われていますが、島酒の肴としても逸品揃い。
泡盛にはもちろん、ビールや焼酎などお酒に合う、手頃なお土産パックで人気の“器に盛るだけ“シリーズ、沖縄料理のレトルトパックや、ホテル朝食でも提供中の近海マグロを味噌と甘辛く炒めた「まぐろみそ」、苦味と辛さが絶妙にマッチした「ピリ辛ゴーヤ」など、島の食・酒の肴をご紹介します。
展示販売協力(順不同・敬称略)
具志堅くわっちぃー/八重山漁業協同組合 ほか食品生産者のみなさん
開催期間 | 2022年12月2日(金)~2023年3月15日(水) 7:30~21:45 ※毎月末11:00~16:00は棚卸しのため閉店いたします。 |
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場所 | アートホテル石垣島1F The ART SHOPギャラリーゾーン ※入場無料 |
展示販売協力(順不同・敬称略) | 仲間酒造/請福酒造/高嶺酒造所/池原酒造/八重泉酒造/崎元酒造所/国泉泡盛/ゆいまーる沖縄/アトリエ五香屋/具志堅くわっちぃー/八重山漁業協同組合ほか食品生産者のみなさん |
展示協力 | 沖縄県酒造組合 もっと泡盛を知る、愉しむポータルサイト「琉球泡盛」 https://okinawa-awamori.or.jp/ |
展示の模様
ーART BOOK 企画展についてー
アートホテル石垣島 1F The ART SHOPギャラリーゾーンでは、島のアートやカルチャーをご紹介する企画展を常時開催中です(テーマ・展示内容は不定期で変更)。過去に実施した企画展はこちら